開館時間
9時-16時(最終入館は15時半)
休館日:6月24日、7月1、8、16、22、29日
9時-16時(最終入館は15時半)
休館日:6月24日、7月1、8、16、22、29日
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
小企画 生誕100年古谷蒼韻
江戸に生まれた近藤雪竹(1863-1928)は、俳諧や書に親しむ文人であった父のもと、幼少より漢学や書に親しみました。明治12年、16歳で日下部鳴鶴に入門し、巌谷一六にも益を受け、金石から明清に至るまでの名家の書を学びました。なかでも「張遷碑」や「石門頌」などの漢隷を淵源にした隷書の名手として知られ、鳴鶴、一六、梧竹といった大家からも一目置かれる存在でした。
大正期に入ると、多くの書道団体が結成され、展覧会活動が盛んになります。雪竹は、談書会や健筆会、日本書道会や日本書道作振会、戊辰書道会などに参加し、指導的な役割を果たしました。後進の指導にも尽力し、当時3000人もの門人がいたと言われています。辻本史邑や松本芳翠、安東聖空などの戦後の書壇をリードする多くの人材が輩出しました。
本展では、当館で収蔵する近藤雪竹の作品を中心に、師である日下部鳴鶴や巌谷一六といった雪竹に影響を与えた人物、また、比田井天来や丹羽海鶴など、ともに活動した同時代の作家、さらに雪竹のもとに集った次世代の辻本史邑や松本芳翠らの作品を出品します。雪竹の周辺に広がる書の世界をお楽しみください。
小企画「生誕100年古谷蒼韻」では、古谷の書と愛蔵の法帖や文房具を展示します。
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