奎星会・墨人会 合同展 ―大河の水も一滴から―

このたびは"現代書顕彰シリーズ第5弾"として奎星会、墨人会有志による合同展を
下記のとおり開催します。
第1弾 「上田桑鳩·宇野雪村・赤池艸展」(2023年1月)
第2弾 「森田子龍·稻田宗哉展」(2023年5月)
第3弾「大澤雅休·棟方志.表立雲展」(2023年10月)
第4弾 「"日本前衛書作家協会(1957-59)に注目"展」(2024年1月)に続き、先達の
遺志を現代そして未来へ継承する当代を代表する書家12名による作品展です。
1952年に墨人会が奎星会から独立して以来72年ぶりに本邦初の歴史的合同展が
実現しました。桑鳩、雪村、子龍、有一ら天上から厳しくその書業を見守りながら、まだ
まだと叱咤しているに違いありません。本展は書道界では画期的な出来事ですが、美
術界全般から見れば"大海の一滴"に過ぎません。しかし、"大河の水も一滴から"とも
言われています。本企画が将来の大河への礎となり、日本美の本道としての書の意義
を多くの皆様と共有する機会になれば幸いに存じます。