開館時間
9時-16時(最終入館は15時半)
休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)
9時-16時(最終入館は15時半)
休館日 月曜日(休日の場合は翌平日)
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
群馬県碓氷郡後閑村(現・安中市下後閑)に生まれた徳野大空(本名輝雄)は、半田神来に師事し、群馬師範学校卒業後は群馬県碓氷郡秋間小学校に奉職しました。その年の8月には書学院の夏期講習会に参加し、一層書への志を深くしました。昭和10年には上京して比田井天来に師事、書の研究に没頭しました。天来没後は手島右卿に師事して、大日本書道院展で最高賞を受賞するなど頭角を現しました。
第二次世界大戦後、日本書道美術院展には審査員として参加し、24年には日展で書部門初の特選受賞者の一人となるなど戦後書壇を牽引した大空は、造型的志向の強い作品や一字書などその書域を広げながら現代の書の可能性を追求しました。その追求は自ら筆や墨を制作するところにまで及んでいます。
本展では、書の道に邁進するため決意をもって上京した頃の作品から、最晩年までの作品を一堂に展示します。60年の限られた生涯を全力で疾走した徳野大空の書業を回顧する好個の機会としたいと考えます。
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