開館時間
9:30 〜 17:00
休館日:日曜日、祝日
毎月第2・第4土曜日は休館
年末年始・展示替期間休館
9:30 〜 17:00
休館日:日曜日、祝日
毎月第2・第4土曜日は休館
年末年始・展示替期間休館
一般1000円、団体(20名以上)800円、高校生以下無料
*障がいのある方とその付添者1名は無料
本展は、戦後日本における書表現の変容を考察する視点から、書家・美術家である篠田桃紅と、歌人・書家である會津八一の作品および交流に焦点をあてるものです。會津は、奈良を主題とする短歌によって近代日本文学史に重要な足跡を残したのみならず、独自の書風を確立した書家としても高く評価されています。その書は、中国古典や古筆への深い理解に基づきながらも、既成の書壇的流派性を超えた、簡潔かつ端正な書風を特徴としています。一方、桃紅は、戦後日本において墨による抽象表現を切り拓いた先駆的存在です。文字性から離れた抽象表現へ向かいながらも、その作品には一貫して筆線への鋭敏な感覚と、余白の構成による空間意識が見出されます。桃紅の表現は、近代書の枠組みを拡張し、美術としての書、あるいは書的なるものの可能性を問い続けた営為として位置づけることができます。桃紅はその生涯のなかで、画家や書家、文筆家など多くの文化人と交流があり、エッセイのなかで、桃紅は若い頃に會津の書に接し、強い衝撃を受けたと記しています。會津は桃紅の作品を注意深く見守り、桃紅もまた會津の書業と美意識に深い敬意を寄せていました。本展では、両者の代表作に加え、交流を示す資料を通じて、それぞれの書における造形性の探究を紹介します。
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