開館時間
午前10時~午後6時(休館日:月曜日)
午前10時~午後6時(休館日:月曜日)
一般:500円、大学生300円、高校生200円、小・中学生100円
〜 独往の書の秘密 〜
會津八一(1881〜1956)を初めて知る人に向けた入門編「八一を知る、八一がわかる」シリーズ第4弾。今回は、八一芸術の要となる〈書〉をテーマに企画します。
八一はもともと左利きだったため、利き腕でない右手で文字を書くことが苦手でした。そこで八一は誰もが目にし、しかも文字の構造が平明な新聞の明朝体活字をよりどころとしました。さらには縦線、横線、渦巻きの線を書く独自の習練法を積み上げていきます。一方では、中国や日本の書の古典を幅広く研究し、それぞれが醸し出す書の美しさを会得しながら、誰にも頼らず自らの書を形作りました。その結果、八一は独往の書人として大成したのです。
展覧会では、八一の17歳の筆跡から75歳のときの絶筆に至るまでの作風の変化を、八一の生涯とともに紹介いたします。また、今回、八一が書の学び方を解説した原稿を初めて公開いたします。それらを通じて八一の独往の書の秘密に迫ります。
同時開催として第18回會津八一の歌を映す秋艸道人賞写真コンテスト入賞入選作品展も開催します。
レポートの追加