開館時間
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日
一般:300円
団体(20名以上):240円
高校生以下、身体障害者手帳・療育手帳又は精神障害者保健福祉手帳の所持者及びその介護者、奈良市在住の70歳以上の方:無料
杉岡華邨はその制作論で「書面を構成する多数行中の一行の構成、二行三行四行の関連ある構成をすべきである。そのうえ注意すべきは、各行を構成している文字の大小、各文字の傾斜による変化と、調和を保つべきである」と語っています。かな書の構成において文字や行、行の集団はそれぞれ独立して存在しているのではなく、前後左右の文字、隣り合う行、集団と集団が有機的に関連性を持ちながら存在しています。それぞの文字や行、集団は大小や傾き、墨色など多彩な変化を見せつつも全体として調和することが大切であり、華邨はこれを「響きあい」と表現しました。
縦長の半切作品は行と行による「響きあい」が顕著に表れ、作品制作の基本でありその作家の書風をはっきり見ることができる形式です。華邨作品も縦の線を多用し流れを出しつつ漢字や変体仮名で字幅を出し変化を付けていた初期作品から、文字の組み合わさりにより流れを生み出し複雑簡素など対照的な要素の組み合わせで調和を生み出す華邨様式が確立した時代、さらには温かな潤筆と息の長い渇筆でゆったりと書かれた晩年の作品へと華邨の書の変遷が現れています。
本展ではこうした半切作品に注目し、その変遷を追いながら華邨の書をご覧いただけます。縦長のその一行一行を、華邨の生まれ育った吉野の整然と立ち並ぶ杉林の木々に見立て、密度感豊かに展示いたします。
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